護憲派の思想は1960年代以来変わらない「9条だけ神聖にして犯すべからず」

「農と島のありんくりん」の2016年4月15日付記事「日本の安全保障の根本的欠陥とは」のコメント欄で、

護憲派なる方々に一度聞いてみたいと思っているのは「憲法全体を護っていらっしゃるのか、それとも9条だけ神聖にして犯すべからずなのか」

農と島のありんくりん「日本の安全保障の根本的欠陥とは」 より

という疑問が出ていました。この疑問はもっともなものだと思います。自分自身の経験で恐縮なのですが、私は中学生の時に反自衛隊闘争中の中学校に転校し、自衛隊員の子弟という理由だけで同級生の過半数にまるで解放同盟がやるような糾弾を食らったことがあります。

吊し上げる方の言い分が、

  1. 自衛隊は憲法9条に違反する。
  2. 憲法違反を犯した自衛隊員は罰則として憲法の定める基本的人権を剥奪されるべきだ。
  3. したがって、自衛隊員には憲法13条の規定は適用されない。
  4. 基本的人権のない自衛隊員の子弟に生まれたお前らにも基本的人権はない。
  5. お前ら自衛隊員の子供は憲法26条に定める教育を受ける権利もないし、憲法25条に定める生存権もないのだから、明日から学校に出てくるな。橋の下でのたれ死んでしまえ。

自衛隊という国家機関でなく個人としての自衛隊員が憲法違反を犯せると考えるだけでも滅茶苦茶なうえ、憲法違反の罰則として個人の人権を制約でき、出身成分が悪いから生まれつき自衛官の子供には人権はないと言い放つ当たり、完全に狂っているとしか言えません。

そして、彼らが言い放った、「憲法9条は13条、25条、26条のいずれにも優越する」という言葉を今も忘れることはできません。

中学生がこういうことを言ったり考えたりするからには親の入れ知恵が絶対あったでしょう。当時住んでいたところは全逓と自治労が非常に強かったので、社会党・総評ブロックがやりたい放題。社会党最左派の人権感覚は非常に全体主義的です。しかも、自衛隊員の子女を出身成分で差別するのは正当だという思想には北朝鮮の影響が透けて見えます。

というわけで、私は護憲派の思想は1960年代以来変わらない「9条だけ神聖にして犯すべからず」であると確信しています。そして、左翼全体主義者の人権思想は全く受け入れられません。