Cs-137の摂取量について考える

Cs-137の摂取量について考える。前提としては、Cs-137の生物学的半減期は100日、K-40とのSv/Bq比は約2とする。K-40の体内蓄積量は約4000Bq。内部被爆が2倍になっても身体の修復機構によりまず問題にならないだろうから、Cs-137の蓄積量2000Bq以下はOKだろう。また、1オーダー上がるといくら何でも嫌なので、蓄積量20000Bq以上になることは絶対に避けたい。これをCs-137が平衡に達した際の1日摂取量に換算すると、1日に15Bq以下は安全として気にしない、150Bq以上は危険として避けることになる。ICRPの定めた換算係数を使って実効線量に換算すると前者は71μSv/年、後者は710μSv/年になる。

以上のように考えると、ICRPが内部被爆を過小評価していると仮に考えたとしても、1オーダー以下のような感じがする。というわけで、当局の基準から1オーダーの安全率を取っておけば成人の場合許容できるのではないか、2オーダー下がれば安全としてよいのではないかと大雑把には考えたい。ただし、実験的根拠のない山勘に過ぎないのであくまでも机上の空論。