5×14=5-1=5+1=0と言う数式

Twitterで2013年9月15日に「5×14=5-1=5+1=0この式考えた人すごい!!ゎら 嵐は5人でひとつだもんね」というツイートがあったそうで、多くの人が「こんなの解けるか」と頭を悩ませたらしいが、APLならこの式は正当な式でちゃんと答えが出る。

  • まず1=0を評価する。この論理式はfalseなので値は0。
  • 次に5+0を評価し値は5。
  • 1=5を評価しこの論理式はfalseなので値は0。
  • 5-0を評価し値は5。
  • 14=5を評価しこの論理式はfalseなので値は0。
  • 最後に5×0を評価し値は0となる。

すなわち、5×(14=(5-(1=(5+(1=0)))))を評価すればよい。APLではa=bは論理演算で、両辺が等しければ1、等しくなければ0なのでちゃんと答えが出る。あとは優先法則なし、右から左の原則で式を評価すればよいだけである。というわけで、こんな式にもちゃんと意味があることになる。

もっとも、ツイートした人がAPLを知っていたとは思えないが……。

参考サイト

  • 【解ける?】5×14=5-1=5+1=0 嵐は5人で1つだもんね♡ – NAVER まとめ
  • APL – Wikipedia

追記

NARS2000というWindowsXP/Vista/7で動作する「ISO/IEC 13751 Extended APLのオープンソースな実装」(Wikipediaによる)があるが、そこにこの数式を入力してみた。ちゃんと0を返してくることに注目。

図 NARS2000による式の評価