PENTAX Qで電車などを撮ってみた

ビックカメラ有楽町店でPENTAX Q10を見かけて気に入ってしまい、ダブルズームキットを買ってしまった。小さいくせに一人前の一眼カメラで、02 STANDARD ZOOMと06 TELEPHOTO ZOOMの2種類のレンズが同梱されている。しかし、一番使いでが良さそうな01 STANDARD PRIMEというレンズが入手難で、単体ではすぐに手に入りそうにない。早くこのレンズを試してみたいと言うわけで、アマゾンでPENTAX Qレンズキットを買い足した。レンズ単体とレンズキットとの価格差が8000円。型落ちとはいえ、ずいぶん安い差額でQ本体が手に入ってしまった。

さてこのPENTAX Q、最初はQ10より使いにくいと思ったが、ファームウェアを1.10にアップしたらとても使いやすくなり、金属製のボディのずっしりと来る質感もあって、Q10よりもこっちの方が気に入ってしまった。

センサーが1/2.3型と小さいこともあって、ウェブでは「コンデジセンサー」、「コンデジ画質」と揶揄する向きもある。しかし、携帯性は最高だし、コンデジことコンパクトデジタルカメラ自体が10年前とは段違いの進歩を遂げているので、別にQが「レンズ交換の出来るコンデジ」でも構わないと思った。それで最近はQ本体と交換レンズを持ち歩いていろいろ撮ってみている。

下図は、職場の窓越しに大井町線の電車を撮ってみたもの。

図1 大井町線の電車

夕暮れに同じ場所から長時間露光で電車を流してみた。

図2 長時間露光で電車を撮る

夜間に同じ場所から望遠レンズで無理やり撮った写真。窓が網入りなので、窓越しに撮るとヘッドライトが十字に光って面白い。窓の鉄線が特殊フィルターみたいな役目をしている感じ。

図3 網入り窓から夜の電車

夜間に同じ場所からもう一度長時間露光で電車を流してみた。こういう撮影だと三脚とリモコンが必要。

図4 夜間の長時間露光で電車を撮る

電車ばっかりでは何なので、用水路の水鳥を一枚。

図5 用水路の水鳥

このPENTAX Qというカメラ、気軽に使えて結構面白いと思う。

追記

筆者がこれまでまともに使い込んだカメラというと、フィルムカメラはマミヤシックスK-IIというブローニー判のスプリングカメラのみ、デジカメはキヤノンのPower Shot A20というこれまた古いコンデジのみ。ちょっと使ってみた機種としてもキヤノンの古いコンパクトカメラとオリンパスのOM-1が加わるくらい。あとは携帯電話のカメラで間に合わせてしまった横着者なので、偉そうに写真のことが言えたものではないのだけれど、そういう人間を再活性化したというだけでもQというカメラの魅力が窺い知れよう。とにかくこのカメラは気に入った。