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Maple Leaf Diary -楓葉日記-

過去の日記
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2004-08-17 (Tue)

Updated: 2005-04-22 11:04 by Kaoru Norimoto

[俳句] 立待月より居待月?

立待月というキーワードで「ぐぐって」いたら、俳句展望1202というページを見つけた。そこで目に止まったのがこの句である。

  • 立待より居待よろしき齢かな      鷹羽 狩行

この句には次のような解説がついていた。

十六夜から立待月へ、立待月から居待月へと夜を重ねるごとに月の出は二十五分ずつ遅くなる。作者が「よろしき」と感じるのは月の出る時刻であり、月の出を待つ時間の長さであり、欠け始めた月の形である。満月の残像を恋いつつ名残の形を想像しながら待つことを楽しむのである。立待より居待を愛でるところに豊かさと渋みがあり、一日ごとに立待、居待と名付けた古人の風流にかなう。満月の隈なきを目で愛する年齢もかつてはあったが、いつしかまだ出ぬ月を心で見る齢へと変化していたのだ。

私の場合、「満月の隈なきを目で愛する年齢」は何時のことだったろうか。大学に行っていた頃までだったような気がする。しかし、まだ「立待より居待を愛でる」ところまでは行っていない。今でも十六夜や立待月の方が魅力的に感じる。

いずれにしても、年齢を重ねるに従って、満月よりもそれを過ぎた月を愛でるようになって来ているのは間違いないところである。他にもそういう人は少なくないだろう。だからこそ、二十日の月にまで更待月という別称がついているのだと思う。

[ゲーム] 痕−きずあと−と月齢

一連の月の話の締めくくりは、やはり「痕−きずあと−」の話で締めたい。1996年に初出のこのゲームでは、9月初旬の隆山(石川県七尾市がモデルらしい)を舞台に話が展開されているが、千鶴シナリオのクライマックスで満月が重要な役割を演じている。そこで、1996年9月初旬の月齢を調べてみた。

1996年9月1日の月齢は……残念、17.8だった。欠けゆく月ではあの物語は台無しである。1995年9月9日が満月なので、もう一年早く発売しておけばリアルタイムで満ちゆく月が実感できて良かったかもしれない。

ところで、作中耕一が千鶴さんと楓ちゃんを月に例えているが、千鶴さんは十六夜の月、楓ちゃんは十三夜の月という感じがする。



平成16年4月11日開設
平成17年4月17日移設
乗本 knorimoto
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